BLOG岳沢小屋のスタッフブログ

夏空が続き、毎日多くの登山者で賑わっております。
お天気のおかげもあり、コロナ前以上の賑わいが続いております。それゆえ、上部の山岳エリアへの情報収集ができずに近場の情報でゴメンナサイ

「推し」の効果か、天狗沢を訪れる人が増えており、嬉しいことであります。
いま、一番きれいなのはアザミ

第１お花畑に入ると、すぐに背が高く目を引く無数のアザミが迎えてくれます。その先は少し足元が悪く、傾斜が急になりますが、お花畑が続きます。

コウゾリナは第2・３お花畑に目立つ黄色で迎えてくれます

お花畑の最上部にはウツボグサの群落があります。
こちらのお二人は小屋泊りでノンビリと天狗沢を散策されてました。
お花畑のきれいな時間は午前８時～お昼過ぎくらいですので、上高地から日帰りで来ても十分に楽しめます。

一方、上高地からも見える岳沢の雪渓は小屋から10分ほど。
キャンプ場の一番上まで行くと、かなり近くから見ることができます。そこから先は足元の悪い（かなり）ガレ場なので近づく方はご注意ください。

ピッケルとアイゼンがあれば雪渓最上部まで行くこともでき、長さ３００ｍの雪渓と上高地を一望するころができます。この辺りが奥穂南稜の取り付きになりますが、確認したところ比較的簡単に取り付けそうでした。

また、このあたりは柱状節理の発達した岩壁を見ることができます。ぜひジオツアーなどにも使っていただきたい教材です（危険度大）

ちなみに、このあたりの最深部はまだ３０ｍくらいの厚さの雪渓です。
そんな暑さを吹き飛ばすような巨大雪渓と緊張感を味わってみるのもいいかもしれませんね