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暑さ寒さも彼岸まで

9月の2回目の連休は秋雨前線と台風崩れの低気圧により散々なお天気となってしまいましたね
登山の計画を中止された方も多かったことでしょう
岳沢小屋のアルバイト3名もこの連休までの予定でしたが、悪天候を見越して土曜日に下山となりました
今年の岳沢小屋は1名を除き、全員20代という若い小屋となり、元気で楽しい小屋となりました、ありがとうございました

さて、連休2日目は大荒れの天気となりました。岳沢も沢が増水する時間があったり…
ただ、翌日(連休最終日)の好天を予想して意外に多くの方が「この日は岳沢小屋まで…」と来られた賢明な登山者が多く、けっこう忙しくなってしまい、アルバイトの皆んなに早く帰ってもらったことをちょっと後悔

結果、連休最終日は好天となり、上高地から日帰り登山者が多く、賑やかな1日となりました
こういうお天気の時はサクッと登れる上高地から岳沢・前穂にはアドバンテージがありますね

一方、稜線の各小屋からは初氷の便りも届いたように数日前までの季節外れの暑さから一転、例年並みの冷え込みが戻ってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りで、季節の歩みは確実なようです
岳沢小屋あたりの標高ではまだ「寒い」というほどではありませんが、もう稜線方面では都会の真冬並みの寒さとなっています。またこの寒さと悪天が重なると低体温症の危険も高まってきます。
特に悪天時に上高地から岳沢~吊尾根~穂高岳山荘を1日で目指す方はご注意ください
上高地でそれほど悪天とは感じなくても稜線は悪天・寒冷・強風ということはよくあります。
そうなると吊尾根の歩行は非常に厳しい環境となりますので、天気が悪そうな日はどうぞ無難に涸沢経由で穂高岳山荘を目指してください

また10月に入れば降雪の可能性も出てきます
これも事前に入手できる気象情報で察知できるものですから、そういう時は安全な行動を心掛けください