BLOG岳沢小屋のスタッフブログ

岳沢上部では色付きが良くなってきたので、カモシカの立場まで確認に行ってきました

カモシカの立場は標高2500m、槍沢で言うと天狗池あたりと同じ標高になります

今日は重太郎新道の38段の長いハシゴ場からカモシカの立場あたりが一番良い色になっています
これより上の森林限界ギリギリのエリアはこの夏の猛暑と少雨の影響で、色付く前に枯れてしまった感じです。

紅葉は一般的に３日で標高１００mずつ下りていくので、岳沢小屋あたりでは1週間後の10月8日頃から15日頃が見頃となりそうです。
岳沢小屋までのトレイルは20日頃まで見頃が続きそうです

あいにく岳沢小屋は満室の日が多くなっていますが、紅葉を見に来るだけなら日帰りの方がおすすめです。
というのも光線の加減できれいに見えるのは午前10時頃から午後3時頃までです。
せっかくお泊りでお越しいただいても、上高地を昼に出ると、小屋に着く頃はすでに日が陰り、翌朝に太陽が明神岳の稜線から姿を見せるのは午前9時頃。となると、あまりお泊りいただくメリットもありません。というわけで、岳沢紅葉見物の方は上高地に泊まるか、夜行で早朝に上高地に到着してから1日ノンビリ歩きながら登り下りする方が良いかと思います。

では、今後の続報にご期待ください