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2020/05/07
今日は朝からスカッと快晴のお天気、寒気が入ってきて乾いた爽やかな一日となりました、昨日は大雨で雷、地震と山は大荒れだったので、今日は穏やかに晴れて作業も進み、山はやっぱり天気だなあとまたまた思わされた一日でした。
さて、今日はタイトルのとおり、お客さんもいない小屋で、小屋番たちは何やってるんだと心配されている読者の方々が大勢いらっしゃるのでは(?)と思い、その近況をご報告しようかと思います。昨日のような外での作業が困難な日は、小屋番たちはツナギを着てどんな汚れも落とす清掃員となります。
普段お客さんがいては清掃できない天井や壁の清掃、飾ってある写真を磨き、ほこりをはらって雑巾がけをしていきます。
超きれい好きの鬼主任のもと、磨き上げ、除菌していきます。
食堂はピッカピカ、土間で直接寝れそうなくらいです。 寒いですが。。
晴れればもちろん雪かき、まだまだ除雪しなきゃならないところはたくさんあります。
晴れた日の休憩時間には周辺を散歩して、ブログに乗せれそうな素敵な写真を撮り続けます。
そして昨日のブログにも書きましたが、晴れれば資材や食料の歩荷。
お客さんがいなくても、我々の食材は必要ですし、小屋の修繕材や備品など、様々なものが必要です。
収入がない今、ヘリコプターの荷揚げに頼れないのも現状です。
小屋番たちはこのとおり元気にやっています、どうぞご心配なくw
最後に最近私が何を考えながら仕事をしているかちょこっと書かせてください。
登山者の皆さん、登山ができなくて寂しい思いをしている方々たくさんいらっしゃると思います。小屋番も同じです、お客さんが来なくて寂しいです。登山者みんなの笑顔に会えないこと、寂しいです。不安です、この先登山者の皆さん、山小屋を使ってくれるだろうか、お客さんなんて来なくなっちゃうんじゃないか。それでも小屋を維持していかねばならない。
あれこれ考えるけども、私たちにできることは限られているから、現場でできることを、とにかく全力でやろう。 いつかはこの状況も終わるときが来る。その時、みんなが安心して山小屋を使えるように、清潔でウイルスなんて絶対にいないと断言できる環境を整えて、戻ってくるのを待とう。胸張って登山者を迎え入れられるように。最近はそう思って仕事しています。小屋の修繕、普段後回しになっていた補修もばっちりできるぞ、
あの時コロナで時間ができて、しっかり修繕できたから、あそこ長持ちしてるね~ なんて会話が5年後にできたらこの時間も無駄ではなかったと思えるのではないか。
とにかくこんな状況ですが、小屋番のプロとしての仕事をしようと毎日元気にがんばっています。
きっとうちの小屋だけじゃなく、他の小屋のみんなもそう思っていろいろと、今だからできることに励んでいるんじゃないかなと思います。
次は槍に異動した肥沼クン、お願いします!!