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2020/08/30
晴天続き、暑い夏が続きますね。目から少しでも涼し気な風景をお届けできればと思い、今日は岳沢万年雪のご紹介です。
穂高3000mの壁の真下に位置し、真冬の間は積雪50mは越す超豪雪地、そのスケールからかつては(ウン百年前)氷河だったのではないかと思わせる迫力ある万年雪です。近年では積雪量が減り、秋の終わりには雪渓が完全に消失してしまうこともあり、万年雪とはもう呼べない年もあります。
今年も積雪量は少なかったためどうかなと思っていたのですが、この一帯の積雪だけはそれなりにあり、今もまだまだ万年雪としての景色をみせてくれます。
雪渓の末端までは小屋から徒歩15分、沢沿いの道なき道を登っていくことになりますが、岳沢まで登れって来れる体力がある方なら問題なくアプローチできます。
雪渓の上を歩くにはアイゼン、ピッケル、ヘルメットなどの装備が必要となります。穴が何か所か空いていて落差10mはありそうな箇所も何か所かありますので、歩行は慎重に。
南稜の末端付近まで行けば、BGMは小屋の水源となっている扇沢からの雪渓の雪解け水が流れる音のみとなり、圧倒的な迫力の穂高の岩壁を前に、人間の小ささを実感できます。南稜への取り付き部分、まだ雪渓はつながっておりますが、道中かなり薄い場所もありますのでお気を付けください。
以下おまけ
雪渓を左側に進むと、岩壁が待っています。以下のへっぴり腰で岩をよじ登っている一枚です。岩登りがお好きな方には良いスポットではないでしょうか。私は怖くてこんな態勢ですが…。休憩時間に山を楽しめるのも山小屋の魅力です。