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2021/06/09
今日は登山日和のお天気になりそうということで、残雪の重太郎新道を偵察しに行ってきました。
現状重太郎新道上はまだ何か所か急な雪渓が残っており、12本アイゼンとピッケルが必要です。つけ外しの回数も多いので、通常より時間もがかかる雪山上級者向けルートとなっていますのでご注意ください。
8時から登り始めましたが、雪面はまだ固く、前回前穂に行ったとき若干滑落した怖さが蘇りますw
久々の重太郎新道は相変わらず急で、道って名前つけちゃいかんでしょと思うのは僕だけですかね。重太郎新壁とか。
そんな中にある紀美子平と雷鳥広場は平らで眺めもよく、楽園じゃ~と一休み
今日は前穂山頂はパスし、吊尾根の残雪状況を見に最低コルまで。
ちなみに大キレットの最低コルは2748mこちらの吊尾根の最低コルは2920m(大体)最低コルといっても常念岳の山頂よりも高いです。
こちらもまだまだ高難易度のルートが続きます。この辺のトラバースはほんとに急で、雪面も堅いし、正直ロープが欲しいと思いました。人間の動きってのはトラバースにはほんとに向いてないなあとビビりながら通過。
涸沢をみるとまだまだ真っ白!さすが涸沢カール、良い天気でいい時に来れてよかった。今日は大天井ヒュッテ組も偵察に行っており、あちらも好天で良かったでしょう。
吊尾根を境に緑の楽園と雪の楽園が 広がるこの絶景は何度見ても本当に飽きないなあとまた実感。重太郎新道の夏道開通はあと2週間~3週間といったところでしょうか。 そのころまた偵察にいきたいと思います。