BLOG南岳小屋のスタッフブログ

南岳から見下ろせる紅葉黄葉の指標の一つが屏風岩。
標高1800ｍの本谷橋付近から山頂の標高2570mまで標高差約800m分の変化が一望できます。
今日は曇り空ですが、色付きの観察という意味では日差しのないほうが影ができないのでよく分かるという利点もあります。
見ると上半分はダケカンバがかなり色付いています。また、下半分もだいぶ黄葉が目立つようになってきました。あと数日で屏風岩全体が黄色く彩られることでしょう。
手前の北穂池周辺は見頃過ぎ、落葉も目立つようになってきています。

一方、常念平から見下ろす本谷右俣は今がピーク、なかなか良い感じです。よく見ると人がいますね。（中央のモレーンの右側の岩の上）

大きな岩の上でグルリと取り囲む錦秋をカメラに収めるのは楽しいでしょうね。
ちなみにこことあそこの標高差はおよそ670mほど。東京スカイツリーと同じくらいの高度差があります。

槍沢も大曲りから上の斜面の色付きがだいぶ良くなっていました。槍穂高の紅葉も前半を終え、後半に突入という感じです。
明日、あさって（4日、5日）はお天気もイマイチのようですが、6日からは秋晴れとなりそうです。

なお、南岳小屋の宿泊は10月6日と10日が満室となっています。

日中はずっと曇り空でしたが、夕方になって雲が切れ、きれいな夕焼けとなりました。
涸沢ほどではないけれど、寒い寒い標高3000ｍの稜線でも皆さんテントで頑張っています。この夕焼けはそのご褒美でしょうね。