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2021/10/17
最後の最後にこんにちは、アルバイターの辻井と久原です。
間もなく下山ということで、前職を辞めて未知なる世界・山小屋に足を踏み入れた2人の感想を今日はブログに綴ろうかと思います。
まずは30代一人目、辻井です。
七月の中旬から入山して三か月…長いようで短い山小屋生活でした。
まず出勤にあほみたいに時間と体力を持っていかれ、、、
最初に言われることは『稜線3000mでの生活は水も燃料も貴重品です。』
布団干すだけでも空気が薄すぎて息があがり
沸点が低いせいで圧力鍋を使わないとウドンもパスタも美味しくない
七月から寒くてしもやけに悩まされる
様々な下界では考えられないことを経験しました。
なんか嫌なことばっかり書きましたが、そんなこと何の苦でも無くなるような楽しい経験もしました!
抜群に展望の良い景色に囲まれ
雨やガスの日は雷鳥と出会い
休暇や休憩ではいろいろな山に出かけ
スタッフたちとはおはようからおやすみまで一緒にいてるので、家族の様な関係にもなりました。
いろいろなことがありましたが、どれも大切な思い出になり、思い切って山小屋で働いてよかったなと思います。
来年も遊びに来ようと実はもう計画していたり…
皆さんまたどこかでお会いしましょう(^^)/ おわり。
続きまして30代二人目、久原です。
7月に入山して本当にあっという間に3か月が過ぎていきました。
まず、コロナ禍で登山もできていなく、体力低下に陥っていたわたしは入山がとにかく辛かったです。何度も荷物を投げ捨てようかと思いましたが、同僚の辻井氏と励まし合いながら無事に南岳小屋に出勤することができました。
山小屋生活で最も苦戦したのは料理でした。当番の日には毎回緊張。
これまた同僚の辻井氏の力を借りて、色々な料理に挑戦しました。一人一品ずつ作って、寄せ集めで完成した料理はいつも美味しかったです。
一番興奮したのはヘリの荷上げです。荷物を運ぶのは毎回大変だけど、ヘリはやっぱりかっこいい!ヘリをあんなに近くで見ることができるのは山小屋で働いているからこそ。物資を置いて去って行くヘリのパイロットさんが手を振ってくれたり、パッシングしてくれたりすることもあります。
辻井さんも書いていたように稜線3000mの生活ではすぐに息が上がってしまい、休憩中に南岳山頂に歩くのも一仕事。でも絶景を見るために休憩のたびに獅子鼻、常念平、南岳山頂へ散歩へでかけ、休暇では歩きたかった裏銀座や表銀座を歩くことができて、たくさんの絶景を見る事ができました。辺りの山々を見るたびに歩きたい山域が増えていきました。
山が好き!山の中で生活したい!という思いでアルバイトにきましたが、ほんとうに分からないことも多く、従業員の方は時に厳しく、時には優しく教えてくださり、また同僚にも助けられ下山の日を迎えられたと思います。とても貴重な経験ができ充実した山小屋生活でした。
以上、2021年アルバイト辻井・久原でした。