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BLOGあるじの視線

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2024年度の営業は終了いたしました。
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4月24日槍沢登山道の様子

槍ヶ岳山荘は4月20日に入山し、小屋開け作業を開始しました。
今のところ作業は順調に進み、ゴールデンウィークにお客様をお迎えする準備が着々と進んでおります。

今年の雪は、標高が低いところは非常に少ないですが、高いところはそれなりにあります。稜線上はここ数年の中ではかなり多い方ではないでしょうか。
ただ、3月以降に降った雪がほとんどですので、ザクザクのザラメ状の雪が多く、とけるのは早そうです。

24日に、初回のヘリによる荷揚げの準備のために下山しましたので、ルートの状況についてお伝えします。

昨日は生憎の雨で視界も悪かった為、グリーンバンドまでは真っ白ですので写真はありません。25日に旗竿を立てに行った槍ヶ岳山荘のスタッフブログを参考にしてください。

このブログでは丸山より下についてお伝えします。まずは丸山の上からスキーで滑っている様子です。

丸山上部より滑っている様子

 槍ヶ岳山荘直下から丸山付近まではほとんどデブリもなく、視界がないだけで快適に滑って下りて来られました。しかし、丸山付近から下は動画の通りデブリだらけです。

大曲の様子

続いてこちらは大曲での様子です。かなり大きな雪崩があったと見られます。

大曲〜ババ平

次が大曲からババ平の間の様子。視界が悪く見えにくいと思いますが、一部雪渓に穴が空いています。溶けて空いたというより、覆いかぶさった雪の重みで崩れたように見えます。

ババ平上部

そしてこちらがババ平のすぐ上のあたり。このあたりは雪が少ないことがよく分かります。
出来れば槍沢ロッヂの直ぐそばまで沢を滑って下りたかったのですが、ババ平直下で沢が割れてたので断念。槍沢ロッヂまでは滑ったり板を外して歩いたり。

槍沢ロッヂから横尾までは、さすがに雪上を歩くことの方が多かったですが、かなり雪は少ない印象です。所々夏道が出ており、今後の天候次第ではゴールデンウィークの頃には大半が夏道になっているかもしれません。

一ノ俣すぐ上の雪崩跡

最後に、こちらが一ノ俣のすぐ上で撮影した大規模な雪崩の後です。この場所でこれほど大きな雪崩を見たのは初めてです。

GWに登山を計画されている方は、どうぞ慎重にご判断ください。この時期は天候の影響が非常に大きいです。ザラメ状の雪は足がはまり、余計に体力を奪われるかもしれません。