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【続報】槍沢登山道の状況について

下記リンクの通りご案内していた槍沢登山道について、ある程度まで復旧が進みましたので現状をご報告いたします。 

こちらの記事でご案内している3カ所のうち、現在復旧できたのは2カ所目と3カ所目です。
それについて以下に説明させていただきます。

まず、ニノ俣から槍沢ロッヂへ向かう途中の箇所です。
梓川沿いに並んでいた蛇籠が流されてしまい、登山道が30メートルにわたって水没していた箇所です。
応急処置として斜面に丸太橋を複数つなげていました。

再度蛇籠を組み直し、以前のように梓川沿いを歩けるようになりました。

丸太橋入り口です。
写真中央の蛇籠に沿って、梓川の脇を通行してください。

丸太橋には写真のように進入禁止のマークを付けていますので、通行しないようお願いします。

蛇籠中間地点。二ノ俣→ロッヂ方向。

少し進んだ所から。同じく二ノ俣→ロッヂ方向。

この一枚は反対方向の入口です。ロッヂ→二ノ俣方向。
こちらの丸太橋入り口にも進入禁止のマークを設置していますので通行しないようにお願いします。

 続いて、蛇籠の地点より少し上の崩落箇所です。

こちらも丸太橋を設置してましたが、ところどころ腐っていたり折れかかっていたりと危険な状態でした。
したがって丸太橋を撤去し、斜面側に石を組んで通行できるようにしました。

写真だとただのガレ場のように見えますが、大きめの岩や石を並べて階段状にしたり、丸太で補強したりしていますので、実際に通る時には明らかに人の手が入っている道がわかっていただけると思います。

斜面に沿ってほぼまっすぐ、正面奥の森の中の登山道まで進んでください。
ただし、槍沢ルートの大崩れ同様、常に落石の危険のある状態ですので通行の際は特に注意してください。


それでは!今シーズンも後半戦!
ロッヂ周辺ではすっかり秋めいた風がそよいでいます。
黄葉時期の予約も始まっています。
登山道崩落や台風で夏登山を断念された皆さんの秋山リベンジ、お待ちしております♪